ひっそりアクアリウム

改悪改善を七転八倒しながら四苦八苦する記録ブログです

熱帯魚を飼う前準備-その2

ここからの続きでございます



基本セットがあれば、熱帯魚は飼えるのですが、ここからは有ると便利だったり、あった方が良い物になります

基本セットの解説でもちょいちょい書いてるものは、必須ではないけど確実に使う物ですね


・水温計

室内であれば、余程寒い場所じゃない限り、異常はほぼ起きません

無くても飼えますが、あった方が良いです

デジタルと液体とあります

デジタルは電池や本体など少し値段が上がりますが、余裕があるならこちらがいいです

液体は使ってますが…異変には気づきにくいと思います


・低床(ソイル、砂、砂利など)

水槽の底に敷く土です

敷かなくても良いのですが、汚れから毒素がダイレクトに出るので、敷いた方が良いです

ただ敷くことで、見つけにくい汚れが溜まって突然大量死や病気発生なんて事もあります

敷かない方法をベアタンクと言います

敷くものも種類があり、簡単に説明します


▹▸ソイル

土を焼いて固めた物です

土自体に栄養素や特性があり、色んな種類があります

その特質上、水の安定化をはかりやすいです

手間は比較的かからない低床だと思います

ただ、固めた土はやがて崩れるので、いずれ捨てないといけません

また掃除も少しコツがいります

水草や生体に1番優しい低床だと思います


▹▸大磯砂

砂利です、我が家で採用してる物です

ソイルと違い、特別な力が無いので、水質変化が起きやすいです

粒の大きさ・形状によりますが、汚れも溜まりやすく、魚を傷つけてしまう場合もあります

ただ、ほぼ永遠に使えるので、捨てないですみます

セラミック材やろ材なんかもこの特性に近いと思います


▹▸田砂やボトムサンド

砂利のような石ではなく、細かい砂です

それ自体には特別な効果はありません

汚れが目立たなくなったり、魚に優しかったりします

厚く敷くと汚れが溜まりやすく、薄く敷いて使うことが多い様です

そうすると水草が植えられなくなります

掃除に少しコツが必要なのとゴミと一緒に吸い込み、だんだんと減ります

私の場合、厚めに田砂を敷いてますが、かなり汚れやすいです

でも少ない機材でかなり安定していると思います


▹▸他

サンゴ砂や赤玉土、ろ材、綿や鉢底ネットなど色んな工夫を凝らしてやる事も出来ます

水質やどんな水槽にするのか等によるので、興味を持った方は調べてみてください

屋外でやるビオトープ、水槽で水中と水上の景色を楽しむアクアテラリウム、手軽に瓶で楽しむボトルアクアリウムなど様々な楽しみ方があります


・水草、流木、石など

様々な種類があり、アクアリウムの醍醐味の1つと言って良いでしょう

水草は種類によって、光量が必要だったり、二酸化炭素が必要だったりと初心者向けから上級者向けとありますので注意が必要です

流木や石、シェルターなどは生き物が隠れたり、産卵などで必要になります

が、低床との接地面が広いと止水域が出来て、汚れがそこに集中します

なので、細い流木を使う方が多いと思います

流木は生体にいい影響を与えますが、経験上、苔が生えやすいです

更に言うと水質を酸性に傾けやすく、色素が出て、水が茶色くなります

その際は、活性炭や水換えを用いて透明化すれば、やがて色素は収まります

水質についても弱酸性を好む生体が多いので、差ほど問題になりません

私の場合、弱酸性所じゃなくなったので不採用となりました

石についても低床に埋めてやり、氷山の一角のようにしてあげれば止水域は出来にくいと思います

種類は限られますが、流木付き水草や石巻水草等はメンテの時に楽です

最後に注意が必要なのが...

あらゆる環境に対応しやすく、よく勧められている苔...ウィローモスです

よく増え、生体の餌になったり、産卵に使われたりと利便性は高いです

が、増えすぎる上に吸着性が高いので、広がって低床や機材にくっつきます

メンテナンスで厄介になりますので、個人的には勧めません


・クーラーファンやクーラー

熱帯魚は24~28度位の水温が良いので、夏場は30度を超えます

すると熱帯魚と言えど弱ってしまうので、あると良いでしょう

水槽が多い場合は、自室のクーラーを使ったり、高価ですが水槽用の冷却クーラーなんかもあります

クーラーファンで水温は2~3度下がります、水はそれなりに蒸発し、足し水が必要です

窓を閉めると湿気が凄いです

梅雨は雨で更にしんどいです

我が家には3台の水槽がありますが、夕方に帰れそうな時はファンつけっぱで、余りにも遅くなる時や数時間ならクーラーをタイマーセットで稼働しています

3台のクーラーファンなので、マルチタップが偉いことになってます汗


・エアポンプ、エアチューブ、エアストーン(濾過器による)

いわゆるブクブクと言う奴のセットです

どんなに静音と言っても結構うるさいです

1番静かなのは外部フィルターでしょうか

ただ外部フィルターは、酸素の供給力が少ないので、エアポンプがあった方がいいと思います

生体の数や環境によっては必要ないですが...

病気個体が発生した際、隔離した時には濾過器は使わないので、ブクブクで代用します

尚、エアポンプは大きい方が良いです

音は、その分大きくなりますが、分岐弁でエアチューブを枝分かれ出来るので、小さいエアポンプはマルチタップが何個あっても足りなくなります


・ろ材(濾過器による)

リングろ材やボールろ材など種類があります

これは主に生物濾過をするバクテリアを定着させるものです

水との接地面が多い方が良く、ボールろ材を使いますが、ここにもゴミが溜まるので、通水性が高いリングろ材も併用したりします

消耗品ではありますが、比較的長く使うものなので、ある程度良いものを使う事をお勧めします


・メスシリンダー

100円ショップの化粧品コーナーなんかで売ってます注射器みたいなものです

後述するカルキ抜きやバクテリア材などの添加剤を使う際にml単位で使います

キャップを使ったり、目分量で大雑把にやるのも良いですが、あると便利です


・カルキ抜き

水道水は飲めるように消毒しています

これは熱帯魚等には有害なので、取り除く必要があります

容器に水を貯め、エアレーション(ブクブク)をする事でカルキは抜けていきます

ただ数日放置したり、太陽光で数時間と時間がかかるので、薬剤を使った方が手軽です

薬剤も液体や固形とあり、消耗品で費用もかさみます

水槽を大量に設置するなら薬剤を使わずに貯め水をした方が経済的のようです

色々使いましたが、コルドン ノバクアプラスに落ち着きました


・バクテリア剤

アクアでは、不要だとされる添加剤のようなものです

リストの中で1番うさんくさいです笑

今後書くと思いますが私自身、白濁りや大量死で悩まされ、色々使ってます

確かに効果を感じないものや趣旨が違うもの等あります

そして、何よりちゃんとした環境の水槽になれば、使う必要のない物です

ただ確かに効果を感じてしまうとちょっと心の拠り所になってしまう魔法のお薬です笑

私が使うのは、コトブキが出す「すごいんですバクテリア」か善玉菌です

パッケージはかなりうさんくさいのですが、確かにこれで白濁りがなくなりました

あとはMAXバイオとエビ用にとで2つの粉末バクテリア剤を常備してます


他にもバクテリア剤とは違いますが、ゴミが舞っている時は、リバースリキッドを使うと見違えます

麦飯石水なんかもありますが、これらは生物濾過ではなく、ゴミを纏めて取りやすくする物だと思います

底面フィルターでリバースを使うと低床がすぐ汚れ、低床大掃除をしないと偉い目に会うので要注意です

整ってる水槽だとそこまで掃除しなくて効果があるので、使い方次第です

そもそも整ってるなら、そんな魔法のお薬なんて必要ないです

他にはカリウムや微粒元素なんかの添加剤を使ってます


・キッチン用排水口ネット

ろ材のネットや見てくれは悪いですが、給水口の稚魚や稚エビ防止で使います

ろ材はネットに入れると色々な種類を小分けにできたり、メンテナンスが楽になります

専用のグッズがあったり、破れやすいので、予算と合わせて使うと良いです

洗濯ネットやストッキングなど様々なアイディアもあるので、調べるといいかもしれません

ただ使うと目詰まりが起こりやすいです

流用しやすいので、あると便利です


・魚病薬 ・塩 ・木酢酢 ・スプレー容器

病気は必ずと言っていい程起こると思います

安価な物なら諦めてしまうのもあるかもしれませんが、治療がある程度あるものもあるので、用意してあげた方が良いです

私はつい最近まで病と戦ってたので、ちょっと常備薬が増えてます

メチレンブルー系のアグテンと塩はあるといいと思います


▹▸魚病薬

アグテン、観パラD、エルバージュエースかゴールドF顆粒、塩


基本的にバケツや小さな容器に隔離して使う事を勧めます

塩は、薄い塩水が熱帯魚の調子を上げてくれます

水草に塩水は枯れますので、ご注意下さい

薬によっては水槽に入れても影響が少ないものもあります

病気については、また別で書こうと思います


▹▸木酢酢、スプレー

古い水や栄養素のリンが多いと生えてくる髭苔の駆除に使います

人によっては、縁がないかもです

食酢等でも良いのですが、何となく私はこちらを使ってます

ホームセンターの園芸コーナー等で売ってます

水草以外は、こそぎ落として良いのですが、流木や水草は傷つくので、お酢を使います

私は大雑把なので、薄めずにスプレーでかけて水洗いです

このせいか流木を入れた結果、もの凄い酸性まで落ち込み戻らなくなった過去があります

丁寧にやるなら、薄めましょう…


・スポンジ、定規

大掃除や普段のガラス面掃除に使います

ガラス面は放置すると大体、苔が生えてきます

なかなか頑固なので、こそぎ落とす必要があります

スクレイパーという専用機材もあるのですが、中々に高価です

磁力で挟んで磨くのもありますが、手間の割に落ちないのと細かい動きがやりにくいので、どうせならスクレイパーや定規で落とします

私はあまり水槽に手を入れたくないので、30cmのプラスチック定規でこ削ぎ落として水換えします


・点滴法用水換えセット

エアチューブと分岐弁とエアストーンのセットで、チャームと言う有名サイトで売ってます

エアチューブを結んだり、洗濯バサミを使ったりと方法は色々ある様です


水槽の水と飼われてた水の水質を合わせる為に買った生体をそのまま別容器に入れ、水槽の水を点滴のように落として水慣らしをします

小さい体の彼らは水が変わると多大な負担になります

少しずつ水合わせをする事で、生体の負担を軽減できるのです

導入の死因としては、水温ショック・アルカリ性や酸性のphショックが主にあります

飼育者にとって、買って翌日には死んでしまったー!なんて高価な生体を買うほどやる気が下がる事は無いと思うので、点滴グッズがあると良いです


・隔離用容器

バケツやペットボトル、瓶などでやってる方もいます

少ない生体や水草なら水槽に直接、薬を入れる方法もあるのですが、環境変化は起きるので、なるべく経過が見やすいもので用意した方が良いです

私は隔離用にサーモ付きヒーター、水温計、長いエアチューブとエアストーンを用意しています

容器は20cmキューブで8ℓです

毎日水換えしたり治療は大変ですが、太陽光に当てたりと移動させるので、これでやってます

治療が当たれば、数時間や1日で効果がわかるので、一時の苦難と思って用意してあげてほしいです


・砂利スコップ

水が抜けるスコップです

手でダイレクトでも良いです

ただくっついて、思わぬとこに落ちるので、あると良いです


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パソコンがなく、携帯だからか長文だと記事作成が大変ですね…

今日は、石を入れてみました

次の大掃除でレイアウトをしっかりしようと思います



最後に…

飼えなくなった生体はショップに渡したり、飼い主を探すなりして、川や池などに放流しないようにしてください

ショップに渡す場合は、いきなり持ってくより電話した方がいいです

死んでしまったり、諦めたからと言って下水に流すのも良くないです

埋めてあげたり、悲しいですがゴミとして、しっかり処分しましょう


私も近々、金魚とセベラムをショップに渡します

愛しいけれど、ストレスの多いとこで泳がすくらいなら、別のとこに行った方が生体の為なので…


2匹いるセベラムの強い方、餌を独占すべく上層に居るためか体色が少しくすんでます

ボスセべラムに虐められ、逃げるほう…って、金魚邪魔ー!笑

ボスは視界に入ったら、突っ込みます

逃げるために常に下層で隠れてます

シマシマ模様が綺麗に出てます